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パンソリは、歌い手が太鼓の調子に合わせて歌、言葉、身振りの3つを取り混ぜながらひとつの語りを演ずる音楽です。
基本的に短調で歌われるパンソリはその発声のひとつひとつに意味があり、深い感情の裏付けと磨き上げた表現技術があって初めて完成する極めて奥行の深い高度な伝統音楽であります。
パンソリには、食べ物と同じ様に、甘味・苦味・酸味・辛味・渋味の5種類の基本的な味(五味)があるとされ、五味をきちんと駆使できる事が基本とされています。パンソリでは韓国人の独特の精神の世界である「恨」(ハン)はもっとも大切な感情とされます。

韓国における「ハン」とは、第三者に対する「うらみ」ではなく、自分自身が果たせなかった無念感や自責の念を「ハン」と言います。これらの「ハン」をありのままに自分の内に迎え入れてそれと向かい合い、そして最後はそれを乗り越える事によって自らに打ち勝とうとする世界なのです。
パンソリの公演では観客との一体化が極めて重要視されます。謡に調子を合わせる太鼓の叩き手の音と、見物人である聴衆が語りの流れに完全に溶け合って、相互に興を盛り立て合ってこそ完璧な公演とされています。

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